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■構造設計者のための技術情報


これなら分かる耐震診断出力表の見方
<E0の集計方法と出力結果での確認方法>

2011年12月
関連製品名:
BUILD.耐診RCI&II/2001年基準Ver.5<評価版>
BUILD.耐診RCIII/2001年基準Ver.5





Q.

2001年RC耐震診断基準 において、2次診断、3次診断のE0(保有性能基本指標)の集計内容を「BUILD.耐診」の出力結果から確認する方法を教えて下さい。



A.

E0および集計に関する各種出力の相互の関連性を、(4)式(靭性型保有性能基本指標) と (5)式(強度型保有性能基本指標) について例を示しながら説明します。


説明は、以下の図をクリックするとPDFファイルで表示されます。


説明(図をクリックするとPDFを表示します)

説明に使っている物件の概要や設定内容は次の通りです。
階数、構造種別 :地上3階建のRC造
説明に使う階:2F階 (3階建の2階部分)
CTUSDの制限値 :0.3
経年指標:1.0
説明階の形状指標:1.0
説明階の終局限界変形(F値):2.0
第2種構造要素の判定方法:検討柱と周辺部材の軸力伝達を考慮して判定(Bルート)
外力による補正係数:(n+1)/(n+i) (今回の場合、3階建の2階なので、(3+1)/(3+2)=0.8)

2001年RC耐震診断基準の2次診断と3次診断のE0の集計方法の違いは、3次診断では、部材の破壊形式として2次診断に加えて、曲げ梁支配型、せん断梁支配型、回転壁も考慮して集計する点にありますが、E0の集計方法の手法自体は同じですので、PDFの説明は2次診断の場合について説明しています。


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