渡辺邦夫氏による事故後の概況報告
朱鷺メッセ連絡橋の構造設計者である渡辺邦夫氏により事故の概況を豊富な写真をつけて説明しています。また、事故後の経過報告も述べられており、全10ページに渡る概況報告書です。
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ジャッキダウン時/現場溶接の詳細情報
建築情報誌「建築技術」2005年3月号(P183〜)において、本件落下事故に関する座談会の記事が掲載され、以下の点が詳細に語られています。なお、この座談会にはオブザーバーとして弊社社長の星も参加しております。
- R26位置に追加支保工を建てずにジャッキダウンした時の損傷について。
- 新潟県における事故調査報告書との相違について。
- 現場溶接の難しさや溶接部分の破断面について。
座談会出席者: |
秋山宏(日本建築学会会長) |
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中野清司(東京電機大学名誉教授) |
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青木繁(法政大学名誉教授) |
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斎藤公男(日本大学教授) |
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大山宏(日本建築法制会議会員) |
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井上博(井上博設計事務所所長) |
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他 |
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工事監理者の責任/現場管理者の責任
建築情報誌「日経アーキテクチュア」2005年3月21日号(P46〜)に「誤解だらけの監理者の責任」と題しての記事があります。
ここでは工事監理者の職責と現場管理者(現場監督)の職責を弁護士の視点で的確に捉えています。わかり易い裁判事例のもと詳しく説明されていますので参考になります。
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隠された牙 〜朱鷺メッセ事件簿〜
書籍名: |
隠された牙 〜朱鷺メッセ事件簿〜 |
著者: |
桂川 翔 |
出版社: |
科学書刊 |
発行年月: |
2005年5月 |
これは、朱鷺メッセ連絡橋落下事故に関するドキュメントです。
「隠された牙」とのタイトルはとても意味深でありますが、役人としてやってはいけないところに焦点をしぼった記述で「住民へのサービスはさて置き、役人が命がけで守った利権と腐敗の構図」を詳細に描いています。
昨今天下りと談合との関わりについてテレビや新聞紙上で騒がれていますが、まさしくこの視点から落下事故の経過を追っています。
構造技術者が目にする事故調査報告書の技術文書にまで、利権が絡んだ記述で構成されているとしたらとても恐い話です。
本書の文面は絹着せずに実名入りで語っており、ここまで書いて問題にならないのかと心配するほどのものですが、「これはフィクションです」との記述も無いことから小説ではなさそうです。
どこまでが真実かは知るよしもなく、ここは読者の方の判断に委ねるとしまして、この裁判がどこまで真実を暴いた判決になるのかその動向が気になります。(星
睦廣)
東京大学教授の神田順先生が、「隠された牙」を読んだ感想を丁寧に書いています。
参考までにそのホームページを以下に示します。
http://csa2z.jp/jp/column/column049-1.htm |
最新情報(株式会社 構造設計集団<SDG>のホームページ)
朱鷺メッセ連絡橋落下事故に関して、インターネットで検索しても古い情報ばかりで最新の情報がほとんどありません。
そんな中にあって、連絡橋の構造設計を担当した株式会社 構造設計集団<SDG>の渡辺邦夫氏が自社のホームページで本件に関する情報の掲載を始めました。
「第2弾 その実態から私がみたもの」で述べた概況をさらに掘り下げて肉付けされた内容で、詳細に説明されております。また落下事故と無関係ではない現場での会話も掲載されています。
今後は裁判に関する状況報告を追加する予定のようですので、このホームページから最新情報が入手できそうです。
株式会社 構造設計集団<SDG>のホームページアドレスを以下に示します。
http://www25.big.or.jp/~k_wat/toki_deck.htm |
裁判費用カンパの呼びかけに対して300万円を超える支援
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